従業員の健康維持に努めることは、企業にとって将来的なメリットとなることは言うまでもありません。そんななか、注目されているのが「健康経営」というキーワードです。つまり、これから進む労働力不足に対応するためには、健康経営を意識して従業員の健康の把握・維持・増進に努力する必要があるということになります。ただ、健康経営とひとことで言っても企業によって課題や要件はさまざまであり、業態や重視したいポイントなどを考えてサービスを選択することが求められます。
近年、提供されている健康経営のための支援サービスには次のようなものがあります。まずは「健康状態管理システム」と言うべきもので、従業員の労働時間や健康診断の予約・受診管理、診断結果などを一元的に管理できます。これによって、担当者の負担が軽減され業務効率が大きく改善されます。次が「健康支援プログラム」で、これは健康診断を適切に実施したうえで、従業員の心身両方の健康をサポートするのが目的です。
食事や運動など、健康リテラシー教育なども考慮したアプリサービスなどが多くあります。提供されるアプリケーションは、PC・スマートフォン・タブレットなどで利用出来るものが多く、どこでも手軽に活用できるのがメリットです。近年増えつつあるテレワーク環境にもマッチし、ランキングやポイント制度などを取り込んで運用できるものもあり、楽しみながら従業員の健康への意識を高める効果も期待できるでしょう。